呉竹フィスのパレットをチョット改造して透明水彩でスケッチを楽しむ!

電車通勤していた頃、長い待ち時間を利用して、駅周辺の風景や身近な草花をスケッチして遊んでいた。

そのとき使っていた透明水彩絵の具、「呉竹フィス」をレビューしたい。

一般的な12色セットのスケッチャーズボックスには、使用頻度の少ない白と黒の絵の具が含まれがちだ。実質使える色は10色だったりする。

ところが呉竹フィスの場合、白黒を含めて14色セットなので使える色数が多いという利点があった。

スケッチ初心者の僕がこの商品を選んだ理由の一つだったと思う。

仕切りが多くて深いパレット

※寸法:幅約160mm×奥行き約160mm×高さ約15mm(開閉時)

こちら呉竹フィスをオープンした状態。

パレットの調色・混色スペースが10箇所に仕切られている。

それぞれ深さもあって、多めに色を作りたい時など便利だ。

例えばよく使う色を上蓋の上段5箇所に準備しておいて、下段の4箇所で混色するような使い方もできる。

僕の場合はざっくりと、上蓋のパレットでは明るい色(固有色)。面積が広い手前のパレットでは暗色を作る感じだ。

あと画像のように、4つ仕切りのパレットの中央の壁(白い点線部分)を壊して広げて使っている。

多少手間だが、このカスタマイズのおかげで混色が格段にはかどる仕様となっている。

固形水彩の設置方法がユニークで秀逸!

フィスの絵の具は(ハーフパンサイズ)は、画像のようなアタッチメント(台座)に一括で固定する仕組みになっている。絵の具の容器の裏側のフックを台座にハメ込む仕組みだ。

他メーカーのハーフパン(固形水彩)を使いたい場合は、アタッチメントを使わずにマグネットシートなどを利用して直接ケースにDIYするしかない。

そろそろ残量が切れそうな色がチラホラ。今後は好きなメーカーのチューブ絵の具を充填して使う予定。

※同じ色を使いたい場合は、呉竹の公式サイトから単品購入可能。

パレットを手に持たず平置きで使う場合の注意点

この手のスケッチャーズボックスは上蓋がパレットの役割を担っている。

そして呉竹フィスに限らず、平置きで使う場合、上蓋と床面に隙間ができる構造になっているモノが多い。

絵の具を溶く際に絵筆の圧力に耐えられず、どうしてもグラついてしまう。

これが結構イライラしてしまう。

そこで手っ取り早く使い勝手を改善する為に、上蓋の一部にゴム足(消しゴムなど)をつけるのがオススメだ。見た目を気にしなければ、これでOKとなる。

彩度の低さを補うために、、

では実際の色合いを見てみよう。

こちらは呉竹フィス14色セットの色見本である。

顔料を多めに濃く溶いて作成している。モニターではわかりにくいかもしれない、発色は可もなく不可もなくといったところ。

発色や鮮やかさを強調したい場面では、意図的に濃い目に絵の具を溶いて使う必要がある。

僕がメインで使っているホルベインやクサカベ、ウィンザー&ニュートンと比べた場合、明らかに彩度の面で劣る印象だった。

必然的に先に紹介したメーカーの固形水彩よりも、絵の具の減りも早い。

ただし高望みせず気軽にスケッチするには申し分ない品質で、この商品に関しては色数と頑丈で使い勝手のいいパレットを存分に評価すべきだと思っている。

より透明水彩の鮮やかな色合いや、セロファンを重ねたような美しい透明度を楽しみたい場合は他の選択肢もあるだろう。

今後は既存の絵の具を使い切りながら、発色の良いモノと入れ替えて行く予定。

相当ワクワクしている。

おまけ

呉竹フィスを使った作例動画をYoutubeにアップしているので、興味のある方は視聴してみて欲しい。

【メイキング動画】ミツバチを透明水彩で描いてみました! - YouTube

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