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そもそも絵の描き方に悩んでしまう事がある。
今回はアナログに特化した、イラストのメイキング動画チャンネル(YouTube限定)を紹介してみる。
絵を描くのが好きな人なら誰しも、真っ白い紙に恐怖を覚えた経験があるのではないか?
「まったくないな!」って天才はさておき、、、
1枚の作品の仕上げ方は本当に人それぞれ。
経験に裏打ちされた綿密な作業工程を踏む人、いきなりペンを握って描き出す人。
その洗練された技術もさることながら、描く事、表現することに没頭し楽しむ姿に心が震える。
どれほど描けばその境地に達するのか?
圧倒的な力量差を見せられてもなお絵が描きたい!_と思えるあなたは幸せモノだ。
※各動画はリンク先にて視聴。
James Gurney

高い技術と感性で対象物の光と色彩を捉え、キャンバス上に揺るぎない世界を描き出す。
現実に溢れる光の眩しさを絵に見い出す事ができる。
画材は透明水彩(不透明)、ガッシュ(アクリル)、油彩を駆使するオールラウンダー。
多くの作品でさほど色数を使っていない点も参考になる。
大抵5~6色程度で素晴らしい世界を描きあげている。
しかもとてつもなく筆が速い。
iraville

おもに透明水彩と油性色鉛筆を使って作品を仕上げている。
作品集なども手掛けているので、プロのクリエーターと思われる。
YouTubeチャンネルの登録者数も20万人と大変な人気だ。
透明水彩のように後戻りが難しい画材でイラストを描く際の手本となるだろう。
外堀を埋めて形を浮かび上がらせる手法は透明水彩の真骨頂。
ベタ塗りを卒業してワンランク上の表現に挑戦してみたくなるだろう。
ディテールを色鉛筆で加筆する手法は賛否があるかもしれないが、必要と感じるなら迷わずやるべきだ。
jiyeon

チャンネルの動画本数は10数本と少ないが、4万人の登録者がいる。
画材はおもに透明水彩(不透明)、色鉛筆、パステル(コンテ?)など使用。
「水面に顔を埋める少女」や、「顔のない少年に群がる鴉」といった静かで翳りのある作風といえる。そこには到底、絵空事とは思えない説得力に満ちた世界が存在する。
絵に込める希望の在り方は人それぞれ。_という事がよく分かる。
Teoh Yi Chie

いや~これくらい軽快にスケッチ出来たらどんなに楽しいだろう。
ペンや万年筆で描き殴る爽快感。
彼の描画は一見すると細部で不安定だが、一枚の絵として見れば秀逸なバランスで描かれる。絵には色々な巧さがあるということ。
構造物のほとんどは直線なので、説得力を発揮するにはパース感覚が不可欠となる。
動画をみると簡単に描き進めているが、バニシング・ポイント(消失点)をたえず意識しながら線を積み重ねるのは優しい技術ではない。
しかもこの味わい深いタッチ。
もう唸るしかないな。
着色のほとんどを透明水彩で行っている。
画材のレビュー動画も多めで本当に絵が大好きなんだなと伝わってくる。
Kim Jung Gi(金政基)

もう言わずとしれた韓国を代表する世界的アーティスト(漫画家)、Kim Jung Gi。
下書なしの緻密なドローイングで描けないモノはない。
複雑な形状をした車のエンジンやバイクのフレームなど、ありとあらゆる角度から違和感なく描いてみせる。本人いわく、日頃から注意深く物事を観察することで膨大な記憶がそのまま絵の資料になっているそうだ。
それはライブドローイング等で幾度となく証明されている。
「AKIRA」の大友克洋や、「ドラゴンボール」の鳥山明の影響を受けていると語っている。
技術は必ず進歩する!
今回は最近注目している個性的な絵師5人を紹介させて貰った。
Kim Jung Gi は無理でも、絶えずイメージに寄り添い描き続ければ誰でも必ず上達出来る。
まずは時間を味方につけろ。その一瞬に対し思う存分支配的になればいい。
不出来な線に対しリベンジをやめない根性があればいい。
下手な絵でもプライドを示す事は容易に出来る。
それが描く事の醍醐味なんだから。
上手く描けなくても面白いのが絵だ!
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